こんにちは
不安・緊張・劣等感から解放され自由な毎日を実現する
心理カウンセラーのひなたです。
劣等感が強いと感じている方の中に、
「人前で意見を言うのが苦手」とおっしゃる方、非常に多いです。
私もその一人でした。
周りの人がすべての面で自分よりも優れているように見え、
人目ばかりが気になり、緊張で頭の中が真っ白になっていました。
劣等感が強い人の多くは、
「自分の意見には価値がない」
「恥をかくかもしれない」
という不安から発言に消極的です。
また、
他者からの反応が過剰に気になり、
「うまく話したい」という思いから
自分で発言へのハードルを高める傾向があります。
劣等感が強く、人前で意見を言うことを苦痛に感じているあなたへ、
その悩みから抜け出す方法はあります。
ここからは、
劣等感が強い人の心理的側面に着目した対処方法を3つご紹介します。
対処方法1.感情を大事に扱う
不安や緊張は誰もが持っている自然な感情です。
そんな感情に気づいたら、自分自身に優しさを持って接してあげましょう。
なぜなら、
劣等感の強い人は、自分に対して批判的で、
不安や緊張といった「自分の弱さ」=「ダメな自分」と考えがちです。
自己否定することで、本来の力が発揮できず、
さらに劣等感が強まるといった悪循環に陥ってしまいます。
まずは、悪循環に陥っている自分に気づくことから始めましょう。
例えば、
「どうしよう」
「自分はダメだ」
「落ち着け」
「こんな自分は恥ずかしい」
こんな心の声が浮かんだことはありませんか?
まさに悪循環に陥っている時です。
そんな時は、小さな子供に語りかけるように、
「今は〇〇の気持ちなんだね」
「不安だよね」
「緊張するよね」
「よしよし」
と自分に言ってあげましょう。
感情を大事に扱ってあげると、
次第に心に余裕が生まれ、悪循環から抜け出すことができます。
対処方法2.小さなステップから始める
「頑張って意見を言ってみよう!」と決めても、
大きな変化を受け入れるのは難しいものです。
なぜなら、
人は無意識のうちに現状維持を望む傾向にあるからです。
これは人が生きていくために潜在意識が
これまでの習慣や行動パターンを維持しようとするためです。
そのため大きな変化が受け入れにくくなっているのです。
大きな変化にはそれに見合うだけの困難やダメージも伴うため、継続していくのが難しいです。
ダイエットのリバウンドや3日坊主などをイメージするとよくわかると思います。
ですから、まずは小さな一歩を意識的に行い、成功体験を積み重ねていきましょう。
例えば、
「頷きなどでリアクションしてみる」「言えなかった言葉を後でノートに書いてみる」など、
今の自分でもできることから始めてみましょう。
そして、
どんなに小さな変化でも「よくやった」と自分を褒めてあげましょう。
達成感を感じながら少しずつ前に進んでいけます。
小さな成功体験を積み重ねることで、自然と人前で話すことへの苦手意識は薄れていきます。
対処方法3.他者の発言に関心を持つ
人前で意見が言えない人は、
自分の内面に目が向きがちです。
「自分の意見は大丈夫か?」
「間違っていないか?」
といった懸念ばかり意識してしまいます。
そうすると、他者の発言をしっかり聞き取ることができなくなってしまいます。
しかし、複数での会話では、相手の意見も踏まえながら発言することが求められます。
他者の発言に共感できる点や、異なる点を見つけることが大切です。
「今の意見は自分の考えと似ているな」
「この点は違うが、確かにそうかもしれない」
と、じっくりと発言を聞き入れてみましょう。
そうすれば、自然と
「〇〇さんの意見に付け加えると、△△が言えるのではないか」
といった発言のきっかけが生まれてくるはずです。
最後に、
人前で意見が言えない悩みへの対処方法3つをまとめます。
1.悪循環に陥らないためには、まず自分の感情を受け入れ、優しく寄り添うことが大切です。感情を大事に扱えば、次第に心に余裕が生まれ、前を向いて歩めるようになります。
2.無理せず小さな一歩から始めましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、徐々に苦手意識が薄れていきます。
3.他者の発言に関心を持ってよく聞くことが大切です。
自分との共感点や相違点に注目し、付け足して発言してみましょう。
劣等感の強い人の心理的側面に着目したこれらの3つの対処方法を行っていくことで、人前で堂々と意見が言えるようになります。